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新規で宅建業免許を取得した業者のうち5年後更新手続きをする割合はどれくらいか? |
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平成29年11月14日
テーマ 宅建業新規
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宅建業免許は5年毎に更新の手続きをしなければなりません。
では、宅建業の免許を新規で取得した業者のうち5年後、無事、1回目の更新手続きを迎えられる業者の割合はどれくらいでしょうか?
業種を問わない場合、一般的には「10年以内に9割以上が廃業する」ということがよく言われますが、真偽は定かではありません。
宅建業においても保証協会の方に「入会者も多いが退会される方も多いので」という話しを聞いたことがありますが、詳細は不明です。
ということで、実際にはどれくらいかを調べてみました。
愛知県で平成23年に新規で免許を取得した業者の数 257社(推定)
そのうち平成28年に1回目の更新手続きをした業者の数 217社(推定)
更新率 約84%
愛知県で平成22年に新規で免許を取得した業者の数 263社(推定)
そのうち平成27年に1回目の更新手続きをした業者の数 195社(推定)
更新率 約74%
愛知県で平成21年に新規で免許を取得した業者の数 271社(推定)
そのうち平成26年に1回目の更新手続きをした業者の数 206社(推定)
更新率 約76%
いかがでしょうか?
年によって多少ばらつきはありますが、70%半ばから80%前半くらいの業者がそのまま更新手続きをしているようです。いいかえれば4〜5社に1社は更新をせずに宅建業を廃業していることになります。
数値に関しては他県に事務所を移した業者や大臣免許に切り替えた業者は考慮に入れておりませんので、廃業した業者の割合はこの数値よりは若干低くはなるかと思います。
他業種にくらべれば廃業率は低いのかもしれませんが、やはり厳しいですね。
自分で不動産を購入せず、仲介や管理のみを行っていれば、在庫はかかえなくてすむので何とか生き残っているという業者も多いかと思います。
不動産業の開業を検討されている方は参考にして下さい。
※上記数値は愛知県が公表している宅建業者名簿をもとに計算したものであり、実際に調査したものではありません。数値の正確性には責任を負いかねますのでご了承下さい。
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