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テーマ 宅建業新規
宅建業の免許を取得しようとした場合、必ず契約や事務処理をするための「事務所」が必要になります。この「事務所」は独立のスペースが必要になるため、原則他の会社との共同での使用はできません。
そのため、宅建業を新たに始めようとする場合には、事務所を自宅で開業するか?、賃貸にするか?を決めなくてはなりません。
※自宅事務所は使用できる条件があります。
1.コストが抑えられる
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自宅で開業する場合の最大のメリットはコストが抑えられることです。月々の家賃や契約時の保証金、仲介手数料等、開業費用も抑えることができます。
また、事務所の賃貸契約後、宅建業の免許を取得するまでには通常2〜4か月程度の時間がかかりますが、この期間中は営業ができないのに、家賃は払い続けなければなりません。会社を設立した上で、免許を取得する場合には、加えて2〜3週間程の時間が必要です。
さらに、開業後いきなりたくさんの仕事がきて順風満帆、という場合なら問題ありませんが、多くの場合には、最初は赤字経営になりがちです。そうなってしまうと家賃の支払いが重くのしかかってきます。
自宅で開業する場合には、こういった1番コストのかかる事務所費用を抑えることができます。
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2.通勤に時間がかからない
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自宅が事務所なら通勤に時間が取られることはありません。その分、仕事や休息する時間に充てることができます。
都市部の場合ですと、通勤に片道1時間以上かかることもめずらしくありませんし、満員電車を利用する場合には、体力的にも消耗します。また、当然のことながら通勤にかかる交通費も自己負担です。
自宅で開業する場合には、こういった通勤に関する負担を全く気にしなくて済みますし、思い立ったらいつでも仕事をすることができます。
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1.公私のメリハリがつきやすい
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生活空間と仕事場が同じだと公私の切り替えが難しくなります。
自宅で開業すると他人の目や、うるさく言う上司もいませんので、つい、ゆっくり寝すぎてしまったり、夜中に仕事をしてみたり、と業務時間もあいまいになりがちです。
また、気持ちの面でも、場所が変わることによって切り替えることができたりします。
事務所を賃貸するとこうした公私のメリハリがつけやすくなります。
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2.信用を得やすい
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宅建業を開業するとお客や銀行、各業者などいろんな人が出入りをします。
ただでさえ、開業したばかりの会社や個人事業は信用が得られにくい状況の中、事務所が自宅の一室だったら、さらに不審がられてしまいがちです。
また、自宅が住宅街の一角にある場合などは目印等も少なく、人を呼びにくかったりしますし、人を雇おうと思った場合には、生活空間と仕事場が同じだと雇いにくくなります。
事務所を賃貸する場合には、こういった信用面でのデメリットを軽減することができます。
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上記のように自宅で始める場合でも、事務所を賃貸する場合にもそれぞれメリット、デメリットがありますので、それぞれの資金状況や事業計画にあった事務所を選ぶのがよろしいかと思います。
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